この記事では実際に行ったリノベーションでこだわりとお気に入りをまとめています。
家造りには無数の資材や設備があります。
これからリノベーションやリフォームをする方の参考になったら幸いです。
なにはともあれまずは間取り
最初にイメージしたのは、この古臭い4LDKをどうしたものか…。
というところではありますが、自分が住みたい家においてリノベーションの方向性は作り始める前からもう決まってました。
- 戸建てよりマンション派(北海道は除雪が大変)
- ひろーいリビングがメインの家に住みたい
- ぜひともお気に入りのフローリングを全面に敷きつめたい
- キッチンはリビングと同化してるほうが良い
- 細々収納するのは嫌!ウォークインクローゼットがいい
っとまぁある程度のイメージは物件探しの段階からありました。
広さに関しても60〜70平米くらいのものを厳選して探していましたし、住む前からそこに住んでる自分がイメージ出来てました。
でもこれってきっと大切なことだと思います。
ひとそれぞれ好みやこだわりは違うんですから。
戸建てよりマンション派
私の親は昔転勤族でした。
今は両親にも住み家があり定住していますが、私が中学校2年生になるまで北海道を転々としていました。
北海道に住む我々にとって、ほぼどこにいってもつきまとうのが雪。
冬になると毎日毎日雪と格闘する両親を見て育った私にとって、除雪が重労働であるという事実はもうトラウマレベルで刷り込まれております。北海道民にとって除雪は死活問題なのです。
戸建てに夢を見る方ももちろん多いと思いますが、「除雪が嫌だ」というトラウマのせいで私は断然マンション派でした。
ひろーいリビングがメインの家に住みたい
私は一人暮らしです。(唐突っ)
仮に将来もしパートナーが出来たとしても、二人暮らしに耐えられる家で十分である。
これが私の結論です。
これも実家の生活が教訓になったところですが、私の実家は1階3部屋+水まわり、2階3部屋(子供部屋)の2階建てです。私たち兄弟が大人になって家を出たあとの私たち兄弟の部屋は物置&客間になっていました。
両親は1階部分でしかほとんど生活していないのです。
なんでも「年取ると階段が辛いのさぁ」だそうです。
そういう理由で、もしも私が戸建てを購入したとしても、平屋がいいなぁと思っていました。
つまり、身の丈に合った広さがいいと思った話です。
ここで広いリビングのメリット・デメリットについてお話しておきます。
広いリビングのメリット
とにかく開放感
私の父は部屋中に家具を敷き詰めるインテリアが安心するようで、実家のリビングは人ひとり歩くスペースくらいしか余白がありません。
母も私もこれがいやだったんですが、一家の大黒柱の好みがそうなのだからしかたないでしょう。
もしも自分の家を持つことがあったら、のびのびと過ごせる開放感があるリビングにしたかったのです。
毎朝ヨガマットの上で筋トレをするもよし、窓際に差し込む日差しでごろごろするもよし、大人が3人位大の字に寝転がってもまだ全然余裕がある我が家のリビングが大好きです。
リビングのどこにいても目が届く
当然ですが広かろうが狭かろうがひと部屋ですので、リビングのほとんどが見渡せます。
お気に入りの家具や雑貨など、ふとした瞬間に目に入ってくるのがとても癒やされます。
キッチンから見渡すリビングの景色、窓の外の景色もまた格別です。
デスクに座りながらリビングを眺める景色も好きです。
模様替えが楽
部屋が分かれていないので、とっても楽なのが模様替え。
模様替えまでいかなくても、ちょっとした配置換え、モノの移動などスムーズです。
入居当初はあれやこれやと色々配置を試してみたりもしましたが、なんのストレスもなく快適そのものでした。
広いリビングのデメリット
冷暖房が効きづらい
広いリビングを希望したときから想定はしていましたが、冷暖房効率は悪いと思います。
我が家はほぼオール電化(コンロだけガス)なのですが、寒冷地エアコンはそれなりにハイパワーなものを導入しました。
エアコンの話はこちらからご覧ください。
『[エアコン購入前に必見]寒冷地エアコン|冬の暖房エアコンの電気代っていくらくらいなの?』
最近のエアコンは電気代の節約にも成功を収めているようで、電気代は気になりません。
トータルの光熱費は賃貸に住んでいた頃とほとんど変わりませんでした。
帰宅時には適切な室内温度になっているようタイマーも使用していますので、暑いとか寒いとかはないんですが、タイマーを忘れるとエアコンの性質上適切な温度になるまで時間を要します。
他の部屋のスペースとのギャップ
我が家のリビングは大体24帖くらいあります。(キッチン含む)
それに比べて寝室約5帖、ウォークインクローゼット約3帖。
リビングを広々スペースにした代償は他の部屋の広さを圧迫しました。
私の場合「寝室は寝るだけ」と割り切っているので、想定通りではありましたが、スペースは無限ではありませんので、ご自分の理想としっかり向き合って間取りを考えましょう。
(人によっては)掃除が面倒
(人によっては)とカッコしたのには理由がありまして、例えば広い分たくさん家具を置こうとか、広いのにコード付きのダイソンとか持って歩くの大変みたいな方は向かないと思います。
我が家の場合はロボット掃除機が家中すべての床を担当してくれています。
ちょっとした場所にはマキタのコードレス掃除機が活躍。
そもそもこれを想定して家具家電を準備しました。
ほとんどの家具はロボット掃除機が入っていける高さを確保し、床にはコードなど絡まるものもなく、さらにロボット掃除機が入っていけない箇所(玄関は段差があって降りられません)はコードレス掃除機の出番です。コンセントの位置も床に一切落ちないように設計しましたのでスキはありません。
それ故、私は床掃除をほとんどしません。掃除はめちゃくちゃ楽ちんです。
ちなみに我が家のフローリングはアカシア ユニワイルドフローリングのウレタン塗装をした無垢材ですが、水拭き厳禁だそうで、なにか液体をこぼしたとかでもない限り雑巾がけすることもありません。
たまにクイックルワイパー的なものをかける程度です。
お気に入りのフローリング
前述したように我が家のフローリングはアカシア ユニワイルドフローリングのウレタン塗装をした無垢材です。
フローリングは様々なサンプルを取り寄せて確認しましたが、最終的にこれに決めました。
理由は以下です。
圧倒的なコストパフォーマンス
フローリングは施工業者さんからもいくつかご提案いただいたんですが、結局施主支給として自分で用意しました。
その理由のひとつがこの圧倒的コストパフォーマンスです。
様々な床材がある中でこの床材は救世主でした。
独特の風合い
この「ワイルドグレード」というのは通常のものよりも品質が劣るとのことです。
白太・節・割れ止めパテもそれなりの大きさで入り、色むらもあります。
ですが、逆にそこが気に入ったんですね。
そもそもリノベーションって新築とは違って、全部がピッカピカの新品というわけでもないし、図面から手作りみたいな我が家にはピッタリなんじゃないかと思いました。
素材が無垢なのにも惹かれましたが、色むらや継ぎ接ぎ感のある様相も、キレイに統一された木目より私にとってはとてもオシャレに見えました。
これを水まわり以外のすべての床に敷き詰めました。
初めて全貌を見たときは圧巻で感動しました。
キッチンはリビングと同化してるほうが良い
賛否両論ありそうなポイントですが、料理を作るのが好きな自分としては、キッチンから眺める景色が開放的なのは理想でした。
「料理の匂いとか残らない?」
さすがに調理直後は内容によって(揚げ物など)リビングに広がったりします。
しかし当然換気扇も稼働していますのですぐに消臭されます。
24時間換気の効果もあって、寝起きや朝家を出て帰宅したときにはいつものルームフレグランスの癒やしの香りが鼻をくすぐります。
「調理中に見られるの嫌じゃないですか?」
はい。嫌じゃないです。むしろ見られたいです笑
いや、逆です。食べてる人を見ていたいんです。
誰かに料理を振る舞う時って、私の場合は出来たてを食べてもらいたいんですね。
なので出来たてをキッチンカウンター越しに食べてもらえる環境がとても良いのです。
食べてる顔もみられるし、食べた瞬間の感想も聞けるし。
本当はアイランドキッチンが理想ではあったんですが、我が家は配管の都合で不可能だったそうです。
潔く諦めました。
ウォークインクローゼットがいい
我が家のクローゼットは約3帖。
寝室側からは扉がなく、玄関踊り場側へつながる部分に引き戸を設置しました。
この間取りには理由があって、洗面所にある洗濯機から歩いて数歩でこのクローゼットに到着できることです。
我が家は洗濯後このクローゼットの中で衣類を乾かすスタイルです。
そのためクローゼット内にサーキュレーターを設置してあります。ほとんど半日ほどですべての衣類が乾きます。
そしてしまいません。たたみません。
衣替えの時期以外はすべてハンガーに掛かったままです。
肌着もピンチに吊るされたままです。
ずぼらですみません。でも非常に楽です!
ちなみにウォークインクローゼットはとってもシンプルな作りのDIYです。
ウォークインクローゼットのお話はコチラ
『[リノベーションのアイディア]ウォークインクローゼットはDIY』
マンションリノベーションのこだわりとお気に入りまとめ
家造りにおいて大好きなポイントはとても重要だと思います。
嫌いなポイントがあっても、大好きポイントが超大好きポイントだったらそれに癒やされちゃうってこともあるのではないでしょうか。
私はそうでした。
他にもリノベーションの際に必要だったDIYや工具、新調したお気に入りの家具なども紹介していきます。
皆さまの役に立つ情報であれば幸いです。
『マンションリノベーションは創意工夫が楽しい!ちょっとしたアイディアでで自分らしさアップ!』