DIYブームが定着しつつある昨今、私も丸ノコデビューを果たしたので、忖度なしの感想を記事にさせていただきます。
マキタ製品は、コードレス掃除機→ドリルドライバ→丸ノコの10.8Vシリーズで愛用しております。
マキタ愛用者の方からよく「マキタ沼」というワードを聞いたりしますが、私もこの沼にハマりつつあるのでしょうか。
家に断裁工具があるとDIYの幅は大きく広がります。
ホームセンターでは便利なカットサービスがありますが、既に家にある木材の加工に困りますよね?
さすがにノコギリを握りしめて数メートルの木材を断裁するような猛者は少ないでしょう。
DIYともなれば、同じような加工をいくつものパーツ揃えていく必要があるかもしれません。
そもそも電動丸ノコってどんなもの?という疑問も含めてご参考いただけると幸いです。
丸ノコを購入した理由
丸ノコが必要な人はおそらく既に必要である用途がある方ではないでしょうか?
少なくとも私の場合はそうでした。
リノベーションで余った木材を加工して、新たな自分だけの家具をDIYしたい。
これが購入した理由です。
リノベーションでは多くの木材が使用されますが、歩留まりや材料選定の都合で多少多めの仕入れが起きたりするそうです。事実我が家でもフローリング材が3ケース(1ケース10本入り)、コンパネが3枚手元に残りました。端材まで入れたらもっと多くの材料が残されていました。
そこで、特にお気に入りだった床材は無駄にしたくないなぁという想いがあり、再利用してあげることにしました。
余ったフローリング材で作ったもの
フローリング材というのはいくつか規格があります。1枚あたり1,820mm×90mmの一般的なサイズが我が家で使用したサイズ。これが1ケース10枚入りで3ケース余りました。
すべて横に並べると1,820mm×2700mm、だいたい3帖近い広さをカバーできる量です。
これだけの広さの分の材料ともなると、家具の1つや2つ出来そうだと思ったりしないでしょうか?
金額にしても約7,400円×3ケースですので、無駄にするのはもったいない。
そこで計画したのがベッドとローテーブルを作る計画でした。
実際に作ったものは別記事にてご紹介させていただきます。
ミニマムフォルムが可愛い丸ノコ
さっそく購入し、開封した本体はとても可愛らしいフォルムでした!
丸ノコと聞くと座布団ほどのサイズを想像されるかと思いますが、この子はとてもミニマムです。
例えるならドライヤーくらいのサイズ感でしょうか。
当然刃も85mmなので25.5mmまでの厚さしか切れません。(14.4V以上のタイプでは165mm/125mmの刃が主流です。)
重さに関しては1.4kg(バッテリ含)と、大工さんなどが扱う物の半分ほどの重量。
バッテリー交換式ですので、もちろんコードレス。
ここでも10.8Vの特徴である取り回しの良さが大きなアドバンテージを感じます。
手ノコ感覚で使用できるコンパクトさで、用途によっては高いところに持ち運んだり、狭いところでの使用も可能であるため、大工さんのサブギアとしても活躍できるかもしれません。
小さな丸ノコの性能は?
毎分1400回転のパワーというのはいかほどか。
これは一般的にプロが使用するような丸ノコの1/3以下のパワーです。
当然回転数が少ない分断裁速度は落ちますが、素人DIYの私の使用感としては十分。
むしろ回転数が少ない分音が静かです。体感的には掃除機程度の騒音。
切断面も丁寧に切っているせいか毛羽立ちも少なく満足のいく仕上がりでした。
丸ノコを購入するにあたって、このローパワーな性能は私にとってはむしろ高評価であるポイントがいくつかあります。
- 丸ノコはキックバックが怖い
- 騒音問題
- 収納問題
丸ノコはキックバックが怖い?
丸ノコという道具は、使用するにあたって注意点を守らないと大怪我をする恐れがあります。
包丁なんかもそうですが、刃物は適切な方法で使用しましょう。
キックバックという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これが起こる原因はいくつかありますが、簡単に言うと
ノコギリの歯の部分が木材に挟まる
↓
その結果歯の回転に負荷がかかる
↓
丸ノコ自体が暴れまわってしまい、その反動で木材が跳ね返ってしまう現象
それによって機材が吹っ飛んだり、加工中の木材が飛ばされることが原因で大怪我になる可能性がある現象です。
注意点としては
- まっすぐ切る
- 丸ノコをしっかり両手で持つ
- 丸ノコの真後ろに立たない
- 適切な作業台がオススメ
- 使用しないときはバッテリーをはずす
私が大工さんに教わった作業台のポイントは、材料の下にスタイロフォームを敷くことでした。
キックバックの原因は材料を切断し終わる時に、谷側に折れた材料が刃に噛んで起こることが多いようです。これを防ぐ意味でそもそも谷側に折れたりしないよう下敷きを敷くのが良いとのこと。
丸ノコ自体が危険ですよという話ではありませんが、しっかりと使用方法に配慮すれば利便性が高く機能の優れた道具であることは間違いありません。大量の木材を手ノコでひとつひとつ切るわけにはいきませんからね。
騒音問題も安心
我が家には車庫やDIYルームのようなものはありません。
それゆえリビングで作業をするので、静音性は重要なポイントでした。
リビングで使用するうえで、防塵対策のために以下のような純正アクセサリーで拡張し、掃除機をつなげて使用しています。
ベッドを制作した際に床材2ケース分と、他木材パーツ数本をこの丸ノコでカットしましたが、ほとんどの木屑が掃除機の中に吸い込まれていて、多少落ちた木屑は作業終わりにちょっと掃除機をかける程度で綺麗サッパリでした。
収納問題も安心
前述したように、我が家にはDIYルームのようなものはありません。
ですので限られたスペースの中で、より効率的に収納したいのです。
そもそも大きな機材を使った大規模DIYの予定もないので、作業台ひとつの上で完結する程度の作業に大きな機材を導入したくありません。
出し入れなどの準備も少なく、DIY作業自体が気軽に取り組めるというのもポイントです。
以上ようなことから、むしろローパワーであることが私の購入の決め手になりました。
マキタの10.8V丸ノコまとめ
丸ノコを導入したことによりDIYの幅は確実に広がりました。
木材加工はDIYにおいてひとつのハードルになり得る作業ではありますが、なるべくお金をかけずにDIYしたいなという方には特にオススメ出来るアイテムではないでしょうか。
またこういった電動工具が使い慣れていない方にも安全に使用できる点も高評価です。
我が家と同じようなマンション住まいでDIYしたくても、そんなスペースがないよという方にとっても工夫次第でDIYの世界が広がる可能性を秘めた小さなボディーの大きな味方でした!