この記事では我が家で実際に行ったトイレのDIYセルフリノベーションの体験を元に、その手順や費用がいくら位かかったのかをご紹介します。
失敗した箇所や、失敗に対してのカバー方法も記載していますので参考にしてみてください。
今回は端材を使ったトイレのインテリアをリノベーション。
リノベーション前と比べて、メリハリのあるトイレインテリアが実現しました!
賃貸マンションでも可能なDIYになっています。
この記事はこんな人にオススメ
○トイレの雰囲気をお洒落に変えたい。
○トイレをセルフリノベーションしてみたい。
○トイレはDIYで施工できる?
○余っている木材の活用方法はない?
○賃貸なんだけどDIYできる?
DIYする前のトイレの不満点
マンションリノベーションの際に行ったトイレの施工箇所は
○壁紙貼替え
○床のクッションシート貼替え
○元々付いていた手すりはDIYでアイアンペイント
○トイレットペーパーのホルダーは施主支給にて取付け
(照明の変更もしたかったが、不可とのこと)
以上です。
トイレットペーパーのホルダーはコチラを購入しました。
実は便座はマンション購入時に変えていません。
形はそこそこ新しいものかなと思いそのまま使用していたんですが、このタンクの変色が気になる…。
奥の壁はアクセントクロスにと思い、薄いグレーのクロスを選んだんですが
「ん?アクセントになってないよね?」
実際に貼ってみるとそう感じるようになっていました。
水栓が露出しているのも気になるし、便座のコードもだらしない感じがします。。。
トイレのインテリアをお洒落にするコツ
目指したインテリアはリビングとの統一感。
お洒落に見せるコツをいくつか。
○壁の色と床や天井の色のバランスを整える
○装飾や小物を厳選する
○観葉植物やフェイクグリーンで明るさアップ
○収納や棚も空間との世界観を合わせる
○ポスターや絵などで雰囲気アップ
このようなコツを意識しつつ調整していきました。
上記をふまえて今回のDIY施工箇所として考えたのは、
○アクセントクロスの貼替え
○トイレタンクの塗装
○棚や収納も簡単なDIYで実装
の3箇所です。
[DAY1]セルフリノベーションの手順
施工する箇所が決まったら、まずは作業のおさらいと道具や材料の用意。
実際に行った作業手順とあわせてご紹介します。
壁紙貼替えの道具と材料
○壁紙用の糊(リノベーションの時の余りですが、使用したのは下記のモノです)
○ペイントローラーとトレイ(糊を塗る用に使います。持っていない場合はセットがお得)
○壁紙を貼る撫で刷毛+ローラー(最近では100均でも個別で手に入ります)
○壁紙はリノベーションの際の余りである「黒板クロス」を使用しました。
トイレタンク塗装の道具と材料
○刷毛(今回は細かいところが多いので刷毛で塗装しました。)
○ミッチャクロン
○パーツクリーナー
○アクリルクリアスプレー(今回はこれだけ買い足しました)
○マスキングテープ
○マスカー
今回はほとんど家にあったものを使用していきます。
作業手順
ここからは各作業に分けて手順を紹介します。
壁紙の貼替え
①まずは便座などに壁紙の糊が付かないようにマスカーで養生します。
②もともと貼ってある壁紙を剥がします。
この際、角の部分はカッターを使ってキレイに切り剥がしていきます。
※もとの壁紙を剥がさずに上から新しい壁紙を貼る方もいるようですが、糊の接着が悪くなるので一度剥がしてから新たに壁紙を貼ることをオススメします。
③壁紙を貼りたい大きさに断裁したら、糊をローラーで塗布していきます。
※貼り付ける際に端はカットするので、多少大きめにカットしてください。
糊を塗った面同士を合わせるようにフワッと折りたたんでいくとコンパクトに作業でき、糊の乾きも防げます。
壁紙用の糊は乾燥までにかなり時間の猶予があるので、焦らず作業してOK。
満遍なく全体に塗布したら、粘着力を高めるためにオープンタイムとして15〜20分放置します。
④壁紙は天井側から貼り、撫で刷毛を使って空気を逃がすように貼っていきます。(スマホの保護シートを貼る要領と同じ)
すべて貼り終わったら、角の部分や細かい箇所を地ベラを当てながらカッターで余分な部分を断裁します。(作業時の写真を取り忘れたのでフリー素材の写真を使用しています)
断裁後は端をローラーでコロコロし、しっかりと圧着させます。
最後に余分な糊を拭き取って、壁紙作業は完了です。
トイレタンクの塗装
こちらの作業もまずは塗料がついてはいけない箇所を養生にて保護します。
後ほどスプレー塗布もあるので、広範囲の養生が必要でした。
今回は“ターナーミルクペイント”を使用したんですが、本来この塗料はこういった表面がツルツルした素材には使用できません。
そこで活躍するのが“パーツクリーナー”と“ミッチャクロン”。
これはこのような場合の下地材として使用します。
①パーツクリーナーで塗布面の油膜を落とす。
②ミッチャクロンで下地を作る。2〜3回重ね塗り。
※ミッチャクロンは匂いが非常にキツイので、よく換気してください。
③ここでやっと塗料を塗る。こちらも2〜3回重ね塗り。
④最後にアクリルクリアーで表面を保護。こちらも2〜3回塗布します。
※必要であれば水研ぎやピカールを使用して仕上げますが、今回は使用しませんでした。
建具の塗装の時も同じ要領で行いましたが、この“パーツクリーナーで油膜を落とす”という作業がとても重要で、油膜が残ったままミッチャクロンを吹き付けても時間が経つと塗装が剥がれてきます。
[DAY2]セルフリノベーションの手順
実は壁紙を貼り終わった段階で事件が発生しました。
壁紙が寸足らず!
そこでこの寸足らずをカバーするために、
「気になってたし、水栓隠しちゃおう」
「右側は収納でも作ろうかな」
っと急遽作業が一気に増えることに…。
DIYは行きあたりばったりな事もあります。
皆さんは私よりも計画的に行ってくださいね;
棚や目隠しの道具と材料
まずは設置箇所の採寸をします。
なるべく材料を買い足したくないので、家にある端材で出来ることを思案。。。
今回のDIYは
●便座上の棚→取外し可能なよう、天板は突っ張り棒で固定。
●水栓隠しはBOX型にし、これも取り外し可。
●便器右はどうしよう…(本当にこの時点で何も考えていませんでした)
便座上の棚をDIY
採寸が済んだら、天板の木材をカット。
ここでもマキタの10.8V丸鋸は大活躍!もうすっかり相棒化しています。
カット後は紙やすりをかけ、一旦仮置きしてみます。(今回は既にワトコオイルで塗装済みの端材です)
サイズがバッチリであれば幕板もビスで固定。
ダイソーで購入した突っ張り棒3本にテンションをかけ天板を置き、水平を確認したら完成です。
今回はタンク内の清掃が可能なように、取り外し可能なDIYになっています。
賃貸でも大丈夫なDIYなので、ぜひ試してみてください。
水栓の目隠しをDIY
採寸と木材の断裁が済んだら、ビスで組み立てます。
こちらも取り外しが可能なように中身は空洞で、立てかけるだけの設置方法。
※巾木の分をノコギリでカットするのが少しだけ細かい作業でした。
木材はリノベーション時の床の下地材。
木目があまり好みじゃなかったので、リメイクシートを貼りました。
便座右の目隠しは小物置きに
最後は残りのフローリング材をただ立てかけるだけにしました。
ちょっとした小物置きに、端材で棚を設置。
あとは収納ボックスや雑貨などをディスプレイして、もう少しブラッシュアップしたい。
かかった費用
○100均の突っ張り棒×3:¥300
○アクリルスプレー:¥370
○リメイクシート:約¥1,100
元々あった材料もあり、今回は総額¥1,770でした。
まとめ
我が家のトイレは奥の壁に点検口があるので、どうしてもそれを隠したい。
しかしなぜか点検口は壁の中心ではなく、少しだけ左に寄っているのです。
その結果ポスターフレームで隠しても、少しだけ右側があく…このアンバランスがどうにも気になってしまったので、目を引く小物を右側に置くことでバランスをとる作戦に。
以前から気になっていた“アルコールインクアート”のクリエイターゆずたさんのフレームを購入することにしました。
この金の感じと独特な風合いが魅力的なアートに一目惚れして即決!
とてもお得にお気に入りの一枚を購入することが出来ました。
商品の梱包も丁寧で、中にはオマケで同デザインのポストカードとお礼のお手紙、センスが光る名刺も同封されていました!
これらをディスプレイして今回の「我が家のトイレをお洒落にDIY計画」を完了とします。
アクセサリーの展示も多く、女性には特にとても人気のゆずたさんのショップはコチラ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。